法人版と個人版の違いって?
Creative Cloudを購入するとき、法人版と個人版があることはご存知でしょうか?
個人版を企業内で使用している、またはどちらを買うか迷っているという方向けに、法人版と個人版の違いをまとめました。
法人版にしかないサービスやメリットも解説していきます。
目次
1. 法人版/個人版について
アドビ製品には、法人版と個人版それぞれにプランが用意されています。法人版には、小〜中規模企業むけの「グループ版」と、より大規模な組織向けの「エンタープライズ版」の2種類があります。それに対して個人版は、法人利用ではない個人のお客様を対象とした製品です。
法人版のグループ版の詳細はこちら
2. 利用面での違い
法人版には、クラウドストレージやサービス面で個人版より充実していたり、データやライセンスが管理しやすかったり、ディスカウント特典を受けられたりと、法人版ならではのメリットがあります。
まず利用できるサービスについての違いを解説していきます。
クラウドストレージ
法人版で利用できるクラウドストレージは1TBです。ストレージは会社全体で共有されるため、ストレージを使わない人の分は他の人に回すことができます。(※自身のデータが意図せず共有されることはありません)対して、個人版のストレージは基本100GBで、上限を上げるには追加購入が必要です。
エキスパートサービス
法人版には、通常の製品やサービスに関するサポートに加え、「エキスパートサービス」が利用できます。これはアドビのスペシャリストによるアドバイスやトレーニングを受けることができるサービスです。例えば、「PhotoshopやIllustrator、その他の最新ツールを使用してどのように制作効率を上げられるか」といったワークフロー改善のためのアドバイスや、電話で複数メンバーを対象にしたQ & Aセッションを行うなど、個人版のサポートには含まれないサービスを提供します。
3. 法人版はデータ管理に強い
法人版の場合、ライセンスを利用するには「VIP」と呼ばれるCreative Cloud グループ版をご利用いただく際に必要なメンバーシッププログラムに加入します。VIPに「メールアドレス(Business ID)」を紐づけることで、グループ版を利用開始できます。
VIPに紐づいた「Business ID」は企業の管理者が発行/削除できるため、ユーザーが退職や異動した場合、そのIDに紐づく情報ごと削除することができます。元の利用者はそのIDにアクセスできなくなるため、データ漏洩の心配がありません。
4. ライセンスの扱い
法人版の場合は企業にライセンスが紐づくので、ライセンスの所有権は会社にあり、管理者が社員間のライセンス譲渡や付け替えをおこなうことができます。一方で個人版は購入者自身が所有権を持ち、ライセンスが個人に紐づくため、ライセンスの譲渡や付け替えは認められていません。
法人なら一括管理が可能
法人版では「Admin Console」というウェブ上の管理ページを使ってライセンスを管理することができます。具体的には、以下のような管理をおこなうことができます。
ライセンス追加
利用者へのライセンス割り当て・削除・付け替え 契約応答日(更新日)の確認 いつでも好きな時に管理や確認が可能です。
Admin Console画面
5. 法人版だけのディスカウント特典
法人版で合計10ライセンス以上ご購入の場合、販売店から購入いただくと「VIPセレクト」というディスカウントを受けることができます
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